「もし声をかけていたら、最後に少しでも一緒にいられたかもしれない」
看護師1年目の夜勤で経験した、忘れられない後悔。
京都岡本記念病院 看護部長の下岡さんは、命と向き合う現場で、その一言の重さを胸に刻みながら、看護師としての人生を歩み続けてこられたそうです。
“慈しみの心”と”責任ある看護”
京都岡本記念病院の理念を受け継がれる、立場も経験年数も違う4人。
でも、語られる言葉は、不思議なほど同じ方向を向いておられました。

急性期病院でキャリア形成と家庭の両立の実現、そしてこれから
―まずは、看護部長の下岡美由紀さんと、副看護部長の木村里美さんに、ご経歴と、現在の病院・病棟でご勤務されている経緯をお聞きしたいと思います。
看護部長/下岡さん:
看護師として約40年、岡本記念病院には平成3年に入職し35年以上勤務しています。独身で入職後、結婚・出産を経て3人の子どもを育てながら働いてきました。
一般、循環器、整形外科、外科の病棟を経て手術室へ異動。師長・副部長を務め、2016年の病院移転プロジェクトにも携わりました。現在は看護部長5年目です。
出産後は、子育てをしながら整形外科病棟、外科病棟、手術室(師長)で勤務。いずれもフルタイムで、当時は時短制度や手当も十分ではありませんでしたが、24時間保育園や主人の両親の協力を得て仕事を続けてきました。
看護副部長/木村さん:
私は九州出身で、京都に憧れて専門学校卒業後すぐに岡本記念病院に就職しました。
ですので、岡本記念病院しか知らないんです(笑)
入職後は内科1年、外科3年を経て、ICU、HCU、循環器で10年以上勤務。ICU勤務中に結婚・出産も経験しました。現在子育ての最中ですが、昨年から副看護部長を務めています。
子育ては主人の両親に協力を得ながら、必要なら時短を利用するつもりで取り組んだ結果、フルタイム勤務を継続できました。部長もおっしゃっていましたが、子育てを理由にキャリアを諦める必要はなく、病院の支援を受けながら両立してきました。
―ICUのお二人、主任の板矢さんと西出さんのご経歴もお伺いしてもよろしいでしょうか。
ICU主任/板矢さん:
私は、これまで3つの病院で勤務してきました。
1年目は循環器の一般病棟、2~4年目はCCU、その後はICUでの勤務をしています。京都岡本記念病院にHCUで入職しましたが、コロナ禍でICUと統合され、現在はICU・HCUで7年目です。ICUでの経験は通算17年になります。
西出さん:
私は新卒で京都岡本記念病院に入職し、現在4年目です。1年目は7階東病棟で、緩和ケア、乳腺外科、耳鼻科、婦人科の混合病棟に勤務していました。2年目からICU・HCUに異動し、現在ICU3年目になります。
| 項目 | ICU Intensive Care Unit 集中治療室 |
HCU High Care Unit 高度治療室 |
CCU Cardiac Care Unit 循環器集中治療室 |
| 役割 | 重篤な全身状態の患者を24時間集中管理 | ICUほど重篤でないが経過観察・中等度治療 | 主に循環器疾患(心筋梗塞など)集中治療 |
| 対象 | あらゆる重症患者 | ICU脱却後・術後経過観察・重症化リスク患者 | 心臓血管疾患急性期患者 |
| 看護基準(目安) | 高密度(例:2:1) | ICUより緩やか(例:4:1) | ICUに近い(例:2:1) |
| 特徴 | 人工呼吸器・補助循環など生命維持管理 | ICUと一般病棟の中間 | 循環器疾患に特化 |
※中央社会保険医療協議会資料を参照し当社作成
―急性期ではプライベートとキャリアの両立が難しいイメージがありますが、ご経験を踏まえてどうお考えでしょうか?
看護部長/下岡さん:
私はこれまで仕事8割、家庭育児2割くらいでやってきましたが、今はプライベートを大事にすることが仕事に活きる時代だと思います。だからこそ自分のやり方を押し付けるつもりはありません。
500人近くいる看護師の世代も変わってきていますし、新しい時代に合った働き方を選べる病院にしていきたいと思っています。
子育て中の方も独身の方も、ワークライフバランスを考えながら活躍してほしいですね。制度も見直され、時短勤務や休暇延長など柔軟な働き方ができるようになっています。
急性期病院でも、家庭を犠牲にせずに働き続けられることを目指し、今後は効率化やDXの推進で、さらに働きやすい環境を作っていく予定です。
看護副部長/木村さん:
私自身、主人の両親の協力もありましたが、職場の人間関係も非常に良く、子どもが熱を出したりしても「お互い様だから休んでいいよ」と言ってもらえました。今は1時間ごとの有休制度もあり、学校行事や通学時間に合わせて少し遅めの出勤や、早めの退勤も可能です。
看護部長/下岡さん:
学校の事情や交通事情で出勤時間を柔軟に調整し、師長もほとんど休み希望を聞いています。長期休暇も有給と重ねて1週間以上取得できるよう、部署で調整することが多いです。
希望のタイミングで休めることは、働く側にとって大きな満足度につながりますね。
画像:京都岡本記念病院公式サイト
急性期の最前線、ICU・HCUは一部署で運営、一貫性を担保
―ICU・HCUで働くイメージはどのようなものでしょうか?
看護部長/下岡さん:
当院のICUは特定集中治療室で、重症・超重症患者を受け入れています。
ICUは8床、HCUは12床、SCUは脳卒中専門で9床あり、循環器や神経、脳外科、外傷などの重症患者さんが中心です。
西出さん:
HCUはICUと一般病棟の間という位置づけで、重症度が高く、常にモニターを見ながら観察が必要です。患者さんの人数も多く、正直バタバタしています。
ICUは2:1看護で、HCUよりさらに重症な患者さんを担当します。
こちらも終始忙しいですが、その分、集中してケアに入ります。
ICU主任/板矢さん:
ICUとHCUを1部署で運営しているので、連携は取りやすいですね。
そのため「今日はICU、明日はHCU」といったシフトの切り替えもあり、柔軟な対応力は求められますが、患者さんの情報共有はしっかりできています。
ICUで長期に診ていた患者さんを、HCUで呼吸器離脱に向けてフォローし、一般病棟に送り出す。この流れは、スタッフ間の密な情報共有があってこそ成り立っています。
画像:とても仲良しな板矢さんと西出さん 集中治療室の前にて撮影
看護部長/下岡さん:
一般病棟は8つありますが、診療科ごとに臓器別で分けています。
たとえば、消化器内科と消化器外科は同じ病棟(7階西病棟)にあり、内視鏡で病変が見つかった場合も、病棟を移動せずに手術期まで同じスタッフで対応できます。
脳神経系は4階西、循環器系は5階西、整形外科は6階東、回復期・リハビリは4階東など、疾患別・臓器別に分けているのが特徴です。
―患者さんにとっても、同じスタッフに継続して看てもらえるのは安心ですね。
看護部長/下岡さん:
そうですね。急性期の患者さんは在院日数が平均10日前後で、治療後は慢性期や転院先に移ることが多いため、一般病棟は出入りが激しく、入院回転率は高めです。
稼働率は平均で90%後半、月によっては100%を超えることもあります。
―入院回転率に伴い、入退院の手続きや書類作成業務も多くなりますね。
看護部長/下岡さん:
月800〜900件の入院のうち、約半数を占める予約入院は、入退院センター配属の看護師6人が、聞き取り・面談・書類作成まで行うため比較的スムーズですが、当日入院の救急や外来からの入院は、当日に患者さんへの聞き取りや手続きが必要になるので大変ですね。
―忙しさのピークはどういう時間帯や時期になりますか?
看護部長/下岡さん:
時期は冬場、12月・1月・2月、時間帯は午前中が一番忙しいです。
午前中に退院手続き、次の入院準備をするので、9時〜10時くらいが特にバタバタします。
冬は急性疾患や血管系の病気、脳卒中、心筋梗塞、感染症・肺炎などが多く発生するため救急搬送や紹介患者さんも増えます。
救急車は1日約20台、年間だと約7,000件受け入れをしています。
ドクターヘリは近畿では少なく、阪大・滋賀済・豊岡の3箇所だけです。
―忙しい分だけ、成長意欲がある方にはとても向いている環境ですね。
看護部長/下岡さん:
はい、スペシャリストを目指したい方にはもってこいです。
民間病院ですが、休職せず給料をもらいながら授業料も支援され、認定看護師の資格取得が可能です。ちなみに、当院ではフライトナースにはなれませんが、認定看護師は25人ほどいます。来年度からは院内で特定行為研修や認定看護師の支援も始めますよ。
画像:京都岡本記念病院 救急センター入り口
「慈しみの心」で向き合う看護
―お話から日々のお忙しさが伝わってきますが、看護師として働く中で、大切にされていることはありますか?
看護部長/下岡さん:
岡本記念病院の看護部の理念は「慈しみの心で責任ある看護に勤めます」というものです。この「慈しみの心」は、岡本の創設120年の歴史にある理念「慈仁」に基づいていて、患者さんや家族、職場の人であっても、自分の身内のように思い、何が一番良いかを考えて行動するということなんです。
―急性期の病棟で、一人ひとりに関わる時間が限られている中での実践は難しいように感じますがいかがでしょうか。
看護部長/下岡さん:
そうなんですよ、安全を守ることは絶対です。
その上で「この患者さんにとって何がベストか」を常に考えられる看護師になってほしいと思っています。私自身もそう育ててもらったと思いますし、こうした考えを次の世代にも受け継いでいきたいですね。
看護副部長/木村さん:
私は先輩からこの考えを受け継いできたなと思っています。
後輩には「自分の事として行動しなさい」と常に伝えてきました。
基本ルールはありますが、患者さんにとって最善であれば少し逸脱しても構わない、と思っています。もしトラブルになりそうなときはフォローすればいいですから。
看護部長/下岡さん:
現在募集しているICU以外の病棟や外来の看護師でも、こうした気持ちを持った方なら大歓迎です。
―実際にICUで働くお二人はこの「慈しみの心」や「責任ある看護」を、どんな場面で実感されていますか?
西出さん:
「助けなければならない」患者さんが集中する場では、一人ひとりと関わりたくても、人手不足や忙しさにより時間が限られているのが現実です。HCUではお話しできる患者さんも多い分、「もう少し関われたら」と感じることも正直あります。
それでも、限られた時間の中で「今この患者さんには何が必要か」、次に起こりうることを予測して準備することが、自分にできる精一杯の看護だと思って向き合っています。
そのような中で、ICUからHCU、一般病棟を経て退院される時に、「お世話になりました」と声をかけていただき、自分の名前を覚えてくださっている時などは、本当にやってきてよかったと思いますね。
ICU主任/板矢さん:
私も補助循環がついていた患者さんが離脱し、自宅に帰られる瞬間に感じます。
何人ものスタッフで腹臥位を行っていた患者さんが、自分の足で退院される姿を見ると、大きなやりがいを感じます。患者さんご本人はICUでの記憶がないことも多いですが、ご家族が「すごくよくしてもらった」と挨拶に来てくださることが多く、その言葉に支えられています。
画像:京都岡本記念病院公式サイト
(「院内風景」https://www.okamoto-hp.or.jp/oka2/about/view.htmlより)
助けられなかった、声をかけられなかった…悩みと後悔、その先の決意
―今まで看護師として働いてきた中で、印象に残ったエピソードはありますか?
看護副部長/木村さん:
私はやはりコロナの時期ですね。本当に辛く、患者さんを助けられなかったことを思い出すだけで涙が出そうになります。スタッフも次々に感染し、自分もかかりました。
最初の頃は原因も治療法もわからない中で、医療従事者が率先せねばならず、不安を抱えながら、スタッフを見守り、患者さんの対応もして…と、本当に悩み苦しみの毎日でした。
経験を積む中で「次はこうしよう」と振り返りをしながら改善を重ねていきました。
人手が足りないときは、他の病棟からも手伝いに来てもらい、看護師同士で協力することで「頑張ろう」という団結が生まれました。本当に、あの経験のおかげだと思います。
看護部長/下岡さん:
私は看護師になって1年目の夜勤でのことです。
夜間見回りの際に、お声がけをしなかったある患者さんがその夜亡くなっていました。
夜勤にも慣れておらず、「なぜ座っているのだろう」と思っただけで声をかけられませんでした。普段は寝ておられる方だったので、多分しんどかったのでしょうね。ベッドの上にちょこんと座っておられました。
その方には身寄りもなく、結局無縁仏になられました。
私は、3時の見回りでその姿を見かけたのに、声をかけなかった自分が悔しかった。
もし声をかけていたら、最後に少しでも一緒にいられたかもしれないと思い、その時初めて看護師を辞めたいと思いました。
でも院長に、「辞めても報えない。許してもらえるまで続けなさい」
と言われて、それから看護師として生涯続けることを誓いました。
看護副部長/木村さん:
確かに、最初に自分が亡くなる場面に出会った人は忘れられません。
私も夜間の時に亡くなられた方がいて、もっと声をかけていれば…と思うことがあります。本当に、最初の頃の経験は鮮明に覚えています。
―そんな大変な経験を乗り越えて、今のお二人があるんですね。本当に胸が熱くなります。
画像:左から看護副部長/木村さん、看護部長/下岡さん
臨床が好きだからこそ現場を大切にする看護部長の想い、開かれた部長室
―お話を伺っていて、下岡さんは看護部長になるべくしてなられた印象があります。
看護部長/下岡さん:
いえいえ、全く。私は臨床が好きです。
ただ、歴代の看護部長にお声をかけていただいて、「できるところまで頑張ってみます」くらいの気持ちでした。師長クラスぐらいだと自分の声を部下に直接伝えられますが、役職が上がると間接的にしか伝えられず、思いを十分に伝えきれないことが歯がゆいですね。月2回ほどの師長会では、病院方針や看護部方針を自分の声で伝えています。
―今、看護部長としてお忙しくされている中で、新卒など若手の看護師さんと直接お話するお時間を取るのは難しいですね。
看護部長/下岡さん:
新卒の方とは年3回、全員と15分くらい面談します。
入職時、6月、9月、そして2月に実施しています。
たまに見かけたときに声をかけることもありますが、マスク生活でみんな同じ顔に見えちゃうのが難しいところです。
―年に数回でも直接話せる機会があるのはみなさんも安心ですね。とはいえ、看護師500人とは中学校1校分くらいの人数ですから覚えるのも大変ですね。組織はどのような構成でしょうか。
看護部長/下岡さん:
病棟は若いスタッフが多く、特に1~5年目の20代の看護師が中心です。
病棟全体では20代6割、30代1割、40〜50代以3割くらいですね。子育て中の30代は一旦外来や入退院センターに異動している場合もあります。
師長や先輩も若く距離が近いため、相談しやすい雰囲気があります。新卒の方も、インターンシップや実習で職場の様子を確認でき、人間関係や上司との関係性の良さを事前に感じてもらえるのは大きな魅力です。
師長は最も若い人が35歳くらいで、上は50代後半が数人いますが、中心は40代です。
―病棟で困ったことがあれば、師長にご相談する形ですか?
看護部長/下岡さん:
まずは、主任に相談ですね。看護師全体500人弱いる中で、主任は全体で約45人。
平均すると主任は各病棟3人ほど、ICUでは4人います。
ICUとHCUは統括して師長が1人でスタッフのローテーションも管理しています。
副部長は2人ですが、通常は3人くらいで、16部門の担当を持っています。
師長が困った時は、担当部署の部長か、部長が不在なら副部長に相談しています。
部長室は毎日オープンにしているので、副部長に相談へ来た時には一緒に話を聞くこともあります。人数が多いとどうしても現場の声が届きにくくなるので、少しでも近くで感じられるようにしています。
充実した教育体制、多彩な症例、専門性を極めることも可能
―入職からキャリアを積まれていくプロセスを教えてください。
看護部長/下岡さん:
新卒は年間約50人入職し、病棟には約4人ずつ配置しています。
6年ほどで20代後半になると結婚や転居で退職することもあります。手術室やICU、救急など特殊部署はある程度経験を積まないと勤務できませんし、職人のようなベテランもいます。
若手は病棟で経験を積みながらキャリアを広げる一方、ベテランは専門性を極める傾向があります。
ICUを極めたい、手術室を極めたい、救急を極めたいと思っている看護師が多く、その希望を尊重した配置をしています。
―西出さんは新卒から入職されていますがいかがでしたか。
西出さん:
1年目が緩和ケア病棟で、患者さんが亡くなられる際は家族に囲まれて落ち着いた雰囲気でした。ICUは常に急変と隣合わせでどう動けば良いか、最初は全く分かりませんでした。
ICUで3年目になり、急変を想定して準備したり、必要な物品を考えて配置したり、急変時にも医師に確認しながら自分で考えて動けるようになってきたと感じています。
―少しずつ「動けるようになった」と感じられるようになるまで、どんなサポートがあったのでしょうか?
西出さん:
ICUにはシミュレーション係がいて、急変対応を想定した練習を行います。DC(Direct Current 直流除細動器)の使い方など、全部で11項目ほどあり、それぞれ流れを書いた資料をもらって事前に確認します。
シミュレーションは3回ほど先輩に見てもらい、OKが出てから自立する流れです。
ICU主任/板矢さん:
教育プログラムは、1週間、2週間、1ヶ月という目安はありますが、一人ひとり面談しながら進めています。経験や習熟度に応じて、1週間で受け持ちする方もいれば、1ヶ月かかる方もいます。
―1人あたりの患者さんの受け持ちはどれくらいですか?
ICU主任/板矢さん:
ICUは基本2名ですが、患者さんの入退室で増えることもあります。
HCUは基本4名ですが、最終的に5〜6名になることもあります。
―板矢さんは他病院もご経験がありますが、ICU・HCUは他病院と違いはありますか?
ICU主任/板矢さん:
他病院に比べると扱う科が幅広いので、循環器や心臓血管外科だけでなく、全科の患者さんを経験できます。多彩な症例に触れられるのは大きな魅力です。
大切にしたいこと、「チーム」で働くということ
―現場で働くスタッフの方には、どんなことを大切にしてほしいと考えていらっしゃいますか?
看護部長/下岡さん:
長く働いてくれる方ならマインドが大事です。
人として周りとの調和や協調性も必要です。
ワンフロアでチームで働くので、協調性やマインドは長期勤務者には特に重要ですね。
―特に、ICU・HCUでは多職種の方と日常的に連携を取られることが多いですよね。
ICU主任/板矢さん:
ICU・HCUでは、ME、栄養士、薬剤師、PT・OT・STなど、多職種が常に関わっています。
看護師だけでなく、チームとして患者さんを支えている実感があります。
大きな病院と比べると、アットホームで、チーム感は強いと思います。
西出さん:
ICUは忙しいですが、「聞きにくい」「怖い」という空気は全くないので、
チームで協力し合いながら働ける環境かなと思います。
―チームのスピード感にあうことも必要そうだなと思いました。
看護部長/下岡さん:
そうですね。
反対に、ゆっくりじっくり取り組むスタイルは回復期病棟の方が合っています。
同法人のくみやま岡本病院は回復期専門で、ベッド数も100床と少なめです。
地域の他の病院に転院される患者さんもいらっしゃいますが、回復期ではじっくりと患者さんに寄り添った看護ができる環境です。
―現場での思いやりやチームの大切さが、とても伝わってきました!
画像:左から西出さん、ICU主任/板矢さん
これから一緒に働く仲間へ
―最後に、これから一緒に働く看護師さんへICU・HCUの現場のお二人からメッセージをお願いします。
西出さん:
最初は忙しいと思いますが、その中でもやりがいを感じながら、
一緒に楽しく働けたらいいなと思います。
ICU主任/板矢さん:
バタバタはしていますが、スタッフは本当に親身です。
しんどさの中にも楽しさを見つけながら、
一緒にいろんな看護を考えていけたら嬉しいです。
―素晴らしいお話をありがとうございました!
【インタビュアーMRTスタッフィング加藤のコメント】
「声をかけられなかった夜の後悔も、看護師として生きる覚悟に変える」
患者さんのことを思い、何ができたかを振り返るその時間が、次の行動の原動力になるのだと感じました。
制度や仕組みを超えて根付く「お互い様」の支え合い、若手を本気で守り育てようとするみなさんのお姿から、「一人ひとりが責任をもつこと、みんなで責任を持つこと」という温かなメッセージが、日々の動きやチーム体制の隅々にまで表れていました。
💡 【動画でチラ見せ】スタッフを「家族」と呼ぶ急性期病院の裏側
記事でお伝えした温かいチームワークに加え、2016年新築移転の「まるでホテルのようなピカピカな院内」や、明るい現場の雰囲気を約1分のショート動画にまとめました。
ぜひ現場のリアルな空気感をご覧ください!👇
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📝 インタビューのおさらい(よくある質問)
Q.
急性期病院やICUは「激務で休みが取れない」イメージがありますが、実際はどうですか?
A.
当院では、急性期でありながらも「1週間以上の長期リフレッシュ休暇」を希望のタイミングで取得することが可能です。「断らない医療」を掲げていますが、スタッフがオンオフをしっかり切り替えてプライベートも充実させられる環境づくりを徹底しています。
Q.
ICUでの勤務経験がなくても、現場の雰囲気に馴染めるか不安です。
A.
安心してください。当院にはスタッフ同士や患者様を「家族」のように大切にする『岡本マインド』が根付いています。ICU特有の緊張感はありますが、「絶対に一人にしない・孤立させない」という温かいチーム体制で、先輩ナースがしっかりサポートに入ります。
Q.
子育て中のママナースでも、急性期病棟で働き続けることはできますか?
A.
もちろんです。子育て世代へのバックアップ体制が万全で、急なお子様の体調不良などでもお互いに助け合う風土があります。ライフステージが変化してもキャリアを諦めず、長く働き続けられるよう病院全体で全力サポートしています。
Q.
京都岡本記念病院のICU・HCUの看護体制について教えてください。
A.
419床の急性期総合病院として、集中治療室(ICU)は「2:1」、高度治療室(HCU)は「4:1」という手厚い人員配置を整備しています。一人ひとりの患者様にしっかりと寄り添い、多職種連携を通じた質の高い「全人医療」を提供できる環境です。
Q.
2016年に新築移転したとのことですが、院内の設備や環境はどうですか?
A.
動画の通り、まるでホテルのようにピカピカで清潔感あふれる最新の設備が整っています。スタッフが毎日働く場所だからこそ、少しでもモチベーションが上がり、快適に業務に集中できる環境づくりにこだわっています。